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そして小津先生のDVD-BOXを結局Vol.4までコンプリートしてしまった....。かなりの出費ではありますが一生観るからいいのです、と自分に言い聞かせる。それにこのボックスはパッケージも大へん趣味がよくてよろしいの。ベージュの布張り（でも綿だと思う）に小津好みの混じりけのない赤のトリミングは、たぶんアグファ・カラー時代のメインタイトルとクレジットの色遣いから来ているんだろうな。映画の方は見た感じサンドベージュのざっくりした目の粗い麻布のようだし、そこにあの赤と白の組み合わせでタイトルとクレジットが出てくるというのも、かなりほっこり度が高いと思う、って世界の小津に「ほっこり」とかこんなこと言ったら怒られますね。でもざっくり麻布に差し色の赤、っていうのは「ほっこり」の基本だからなあ。