しっぷ・あほうい!

或る日のライブラリアンが綴るあれやこれや

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『三富朽葉詩集』(第一書房、1926年)の書影は、現在発売中の『アイデア』No.354「特集・日本オルタナ出版史1923-1945 ほんとうに美しい本」(http://www.idea-mag.com/jp/publication/354.php)の42頁にぴかぴかのカラーで掲載されています。22日に開催され…

詩集を遺さなかった詩人・増田篤夫のこと 「透明な世界に於ては、凡てが秩序である。秩序は自由である」(三富朽葉) 青木重雄『青春と冒険 神戸の生んだモダニストたち』(中外書房、1959年)は、モダン都市・神戸のもっともよき時代を小松清・竹中郁・稲垣…

清岡さんのこと 『アイデア』No.354を何度も眺めていたら、K氏のことを思いだした。そうしたら、何となく原口統三のことを思いだしたので、ふと思い立って、読みさしのままになっていた、清岡卓行『海の瞳 原口統三を求めて』(文藝春秋、1971年)を読んでみ…