しっぷ・あほうい!

或る日のライブラリアンが綴るあれやこれや

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

デトレフ・ジールク(ダグラス・サーク)『思ひ出の曲』(1936年、ウーファ)!! 愛らしすぎて、幸福すぎて、一体全体こんな夢見るように幸せな映画が存在していいのでしょうか?と思ってしまうくらい、素晴らしくすてきな映画。そして、この感じは、そうだ…

映画メモ: 海の日、ぴあフィルムフェスティバルにて、ダグラス・サーク『翼に賭ける命』(1957年)『天が許し給うすべて』(1955年)の二本を観た。 ウィリアム・フォークナー『パイロン』が原作の『翼に賭ける命』は素晴らしかった。imdbのレヴューによる…

神戸モダニズム周遊 気になる神戸モダニズム、という訳で、安水稔和『竹中郁 詩人さんの声』(編集工房ノア、2004年)を読んでいるのだけれど、文中で四番目の詩集『象牙海岸』(昭和七年)に収録されているシネポエム「ラグビイ」を引いていて、副題のとこ…