平出隆『鳥を探しに』(双葉社、2010年)*1 不思議な余韻を残す小説である。 1964年2月に七十二歳で亡くなった「左手種作」と呼ばれる著者の祖父は、ひとりの自然観察者であり、独学で五カ国語をマスターして翻訳にも携わり、また絵筆もとった。アマチュアの…
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