しっぷ・あほうい!

或る日のライブラリアンが綴るあれやこれや

2008-05-23から1日間の記事一覧

英パンが亡くなった時、棺に一緒に収められたという話を知ってからというもの、谷崎潤一郎『蓼喰う虫』(昭和三年、改造社、装丁:小出楢重)はわたしにとって特別な一冊となった。まだ岡田時彦のことを知らなかった頃、読み差しのまま止してしまっていたの…

本日の英パン発見セツ先生も英パン贔屓: 長沢節『セツの100本立映画館』(草思社、1985年) 林長二郎から岡田時彦へ小学生たちが美剣士、林長二郎派と沢田清派の二つの派閥に分かれていたのを思い出す。私は長二郎派だったが沢田清もキライではなかった。 …