しっぷ・あほうい!

或る日のライブラリアンが綴るあれやこれや


夏休み中は椅子の上に堆く積み上げられていた古本の山を整理して、映画(山中貞雄丹下左膳余話 百萬両の壺』『人情紙風船ニコラス・レイ『暗黒街の女』ウディ・アレンアニー・ホール』)と美術館(東京藝術大学大学美術館「金刀比羅宮 書院の美 応挙・若冲・岸岱」「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」)と水族館と国立科学博物館に行ったくらいで特になにもしなかった。国立科学博物館の地球館があんまり凄くて楽しいので驚く。



今年は残暑が大へんに厳しくて火のついたコンロを前に料理をするのも億劫なので、トマトとモロヘイヤと胡瓜とオクラととうもろこしと冷や奴と茄子の揚げ浸しとミョウガ入りささみの梅和えともずくかめかぶポン酢などでほぼ毎日やり過ごし、まともな食事を作ってない....。さすがにこれではマズいと思い、今日は加熱用トマトを湯剥きして茄子とクミンシードをたっぷり使ってカレーを作った。久々に火のとおった温かいものを食べる。



暑い暑いと言っても日も短くなってもうすぐ長月、待ちに待った秋の足音。来月は色々と行きたい・観たいが目白押し。東京都庭園美術館の夜間開館(8/25〜9/1)にもどうやら今年は行けそうなので今からわくわくとにんまり。



8/18〜10/21
東京国立近代美術館 所蔵作品展「近代日本の美術」
http://www.momat.go.jp/Honkan/permanent20070818.html
4階の特集コーナーは「モダン都市TOKYO─昭和初期の風景の変容」!今年のMOMA年間スケジュウルで確認して手帖に赤丸付けた、キャー絶対行くッ・その壱。前田藤四郎や柳瀬正夢、あと『海」以外の古賀春江が観たいのだけれどあるかなー。



9/1〜11/4
世田谷美術館「福原信三と美術と資生堂
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
これまた個人的にはキャー絶対行くッ・その弐。関連企画もどれも楽しそう!海野弘先生も講演されるようです。これに合わせて行こうか知ら。それにしてもこの企画展示、たぶん東京で一番喜んでいるのは「日用帳」*1のふじたさん(id:foujita)だと思う。



9/8〜9/21
新文芸座「リスペクト巨匠・溝口健二
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#d0908
9/16は『折鶴お千』(1935)と『瀧の白糸』(1933)がかかる!ついに大写しのスクリーンで我が愛しの英パンこと岡田時彦に会える日が....ただただ嬉し涙。未見の『マリヤのお雪』『雪夫人絵図』なども観なきゃ。ああ、何て楽しみなんだろう!

*1:素敵なお出かけ手帖「行けたらいいなメモ」をいつも参考にさせていただいています。