たいへんなことになっている、と書いてゆくそばから、文字がさらさらと細かい砂粒となって形をとどめないような心地がしている。ここちあし。もう揺れてもいないのにずっと揺れているような船酔いのような気分で、電話の警告音のたびに心臓を掴まれ、ふとす…
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