しっぷ・あほうい!

或る日のライブラリアンが綴るあれやこれや

2007-10-01から1日間の記事一覧

南部僑一郎『愛の国境線 炎の女 岡田嘉子』(ノーベル書房、1968年)より ちょうどそのころ十二月の終わり、皇太子明仁がうまれた。まったく時を同じくして、京都から「時彦がもうダメなようだ。とにかくちょっと来い」という手紙が来た。わたしは信じられな…

英パンの死 英パンの死については、色々な人が様々なおもいを綴っている。小津安二郎が、谷崎潤一郎が、内田吐夢が、岸松雄が、山本嘉次郎が、斉藤達雄が、牛原虚彦が、そして、件の本の著者、南部僑一郎が。 その他、現物は未確認ながら、書籍では入江たか…